Whenever You Need Somebody / ホエネヴァー・ユー・ニード・サムバディ
イギリス・ヨーロッパではNever Gonna Give You upに続くの2ndシングルです。アメリカ・カナダでのシングルリリースはありませんでした。イギリスでは最高位3位。意外に微妙な順位でした。Discogs情報によれば日本でもシングルがリリースされていたようです。全く覚えがないのは、アメリカでのリリースがないとアメリカのランキングに出てこないためかと思われます。当時日本人の洋楽好きが見ていたのはベストヒットUSAやBillboardやCashboxのランキング。これらに出てこないものはよほど気をつけない限り気づきませんでした。
この曲名はアルバムのタイトルにもなっているので、まるでリックのオリジナルのようですが、実はストック・エイトキン・ウォーターマンプロデュースで1985年にO’Chi Brownがリリースした曲のカバーです。
プロモーションビデオがNever Gonna Give You upに続き昭和感&バブル感満載ですね。
まずお姉さんのメイクにファッション。グラサンを外した後フレームを噛んじゃったりして、バブリーですねー。バックコーラスのお姉さんも当時のスーパーモデル風の出で立ちでたまりませんね。その中で歌う、毒の一切ない好青年リック君がスタンドマイク片手に童顔なのに渋い声で歌う青臭い曲。またギャップ萌えしそうです。そして1stシングルで終始険しい顔だったリック青年はこのPVの中は割とニコニコしています。1stシングルと違ってこちらはシナリオがちゃんとある模様です。お姉さんがつまづいて転んだり、ぶつかったりして「お笑いか?」みたいな要素まで入っていてそれを見たブラウン管の中のリックが笑うとかそれなりに凝っていますね。お姉さんがリゾートから帰ってくるときのコンコルド!懐かしいじゃあないですか。
そして極め付けは岩場に置いてあるブラウン管のテレビ!なんでこんなところにテレビがあるの?って言ってはいけません。あくまで演出です。電源はどっから取ってるのなんて野暮な質問もNGです。裏に発電機でもあるんでしょう(笑)どこを切り取っても昭和を感じさせる名作PVです〜
ちなみのお姉さんのロケ地はスペインカナリア諸島にあるラス・パルマス・デ・グラン・カナリア(Las Palmas de Gran Canaria)で、ホテル・レイナ・イザベルに隣接するラス・カンテラスビーチで撮影されたそうです。リックは現地での撮影なしとかちょっと可哀想ですね。
O’Chi Brown版はこちらです。
Whenever You Need Somebody / ホエネヴァー・ユー・ニード・サムバディを含むアルバム
Whenever You Need Somebody 1987
Together Forever – Greatest Hits and More… 2000
Greatest Hits 2002(ヨーロッパ・日本版)
Greatest Hits 2003(アメリカ版)
The Best of Rick Astley – Never Gonna Give You Up 2003
Love Songs 2004
The Platinum and Gold Collection – Rick Astley 2004
Artist Collection: Rick Astley 2004
Collections 2006
Together Forever – The Best of Rick Astley 2007
Ultimate Collection 2008
Greatest Hits(DVD付)2014